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はんこの豆知識

実印作成のタイミング
実印を作るタイミング
みなさんは実印を作成するのにおすすめのタイミングをご存じでしょうか?
「実印なんて必要になったら作ればいいんでしょ?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、いざ印鑑を作るとなった際には思った以上に時間がかかるものなのです。
実印を作る際に必要なことはまず「お店選び」ですね。大切な実印を作る際には信頼できるお店にお願いしたいものです。それから印面の名前や素材、書体などを決め、出来上がったら登録となります。
このように印鑑を作成するには多少なりとも手間や時間がかかってしまうため、あらかじめ準備しておくことをおすすめしております。
実印作成におすすめの時期
実印作成におすすめの時期には4つあります。
まずは「学校を卒業する時」です。高校や大学を卒業して社会人になるタイミングは、実印を作るのに良い時期だと言えます。社会人になると自分で収入を得られるため、さまざまな契約をすることも増えることでしょう。よって、そのような状況に対応できるよう実印を準備しておくのがおすすめです。
次に「成人式や成人する時」です。学校を卒業する時と同じように成人するときに大人になった証として実印を作成される方も多くいらっしゃい ます。成人記念として親御さまからプレゼントとして実印を渡すのもおすすめです。
その次は「結婚・婚約時」です。結婚・婚約時は特に女性がフルネームで実印を作成するのに適した時期と言えます。女性の場合は結婚して苗字が変わることも考えると「名のみ」で実印を作られる方も多いため、結婚・婚約時に作成されるのもおすすめです。
そして「昇進時や心機一転したい時」です。勤め先での昇進時や新しい事業などを始めるタイミングなどは実印を作成するのにベストなタイミングと言えます。実印は自分の分身であるとも考えられており、開運効果などを期待してご購入される方も多くいらっしゃいます。

印材の種類
象牙
象牙はワシントン条約により輸入が制限されているため非常に希少価値の高 い素材です。「はんこの王さま」とも呼ばれており、はんこの素材として最高級といっても過言ではありません。
重量感や光沢があり、高い耐久性ととも朱肉とよくなじみ、使うたびに愛着がわくことでしょう。
オランダ水牛
オランダ水牛は水牛の素材の中でも特に硬質で粘りがある優れた印材として知られています。印材の他に櫛や洋服のボタンなどの材料としても使用されており、世界中で愛用されている素材です。
黒水牛
オランダ水牛と同じく、水牛の角を漆黒で染めた素材です。黒水牛の特徴は丈夫であることから長く使用したい印鑑などの印材として選ばれることもあります。
本柘(ほんつげ)
本柘は古くから愛用されている植物性の印材です。使用するほどに艶がでるため見た目も美しい印材として知られています。当店では黄色っぽく艶のある「薩摩本柘」を使用しています。

印鑑の書体について
印鑑の書体は印鑑の種類によって選ばれることがありますが、どの印鑑にどの書体を選んでも特に間違いというわけではありません。
どの書体を選んだらいいのか分からないといった場合には、こちらの情報を参考にされてください。
印象体(いんしょうたい)
印象体は一般的に縁起のいい書体とされており、判読されにくいので防犯性に優れているため実印や銀行印などの印鑑に使用されることが多いです。
篆書体(てんしょたい)
篆書体は印鑑の書体として昔から使用されている格式高い書体です。印象体ほどではありませんが可読性の低い書体である為偽造や複製がされにくく安全性が高い書体として認識されています。
隷書体・古印体(れいしょたい・こいんたい)
隷書体や古印体は可読性が高く文字がはっきりしていることが特徴的で、日常的に使用する回覧板や社内文章で使用されるシャチハタや認印などに使用されることが多くあります。
楷書体(かいしょたい)
楷書体は隷書体や古印体と同じく読みやすい書体です。住所や日付を押印するゴム印に使用されることが多いです。

法人印鑑とは
法人印鑑は「社印」や「法人印」とも呼ばれており、会社や法人の業務における取引の契約時や官公庁での手続きのための書類に使用したり、業務で使用する印鑑のことです。会社やお店の業務で使用する印鑑には大きく分けて5種類のものがあり、用途別に「代表者印」「銀行印」「角印」「会社認印」「ゴム印」となっています。
法人印鑑には押印した後に残る印影の形が丸いものや四角いもの、印鑑の偽造防止として可読性の低い書体が採用されているものなどがあります。
さまざまな手続きに使用する重要度の高い印鑑もありますので、しっかりと保管しておくことが大切です。

法人印鑑の種類
代表者印(会社の実印)
代表者印は法務局に登録する印鑑で、契約書等への押印は会社の代表者の意思決定を公的に証明する効果もあり、法人印鑑の中でもっとも重要度の高い印鑑です。
印影のデザインは二重の円で構成されており、内側に役職名、外側に社名や屋号が刻まれています。
銀行印
銀行印は法人口座を開設する際に必要となる、代表者印と同様に重要度の高い印鑑です。
代表者印と銀行印を併用することも可能ですが、偽造防止や盗難紛失などのリスク を考慮し、それぞれ別で作成し保管しておくことをおすすめしております。
角印
角印は、会社が発行する書類などの日常的な業務で使用されることの多い印鑑です。もちろん社内文書だけでなく取引先へ発行する請求書や見積書などにも使用されます。
役所への登録などは特に必要ありませんが、角印を押印していることによって書類の信頼性が高まります。
認印(役職印)
認印は実印などの指定がない場合に押印する印鑑で「役職印」とも呼ばれています。中文字に「取締役印」や「支社長印」などの役職名で作ることで社内の特定の責任者が承認したという証明になります。
ゴム印
社名や住所、電話番号などを入れて作成するゴム印は、請求書や領収書などの書類や封筒などに幅広く使用することができます。また、用途に合わせて「納品書在中」や「至急」などの連絡情報等を印字するものもあります。