男性不妊症
男性不妊症について
不妊症の原因の約半数は男性側の原因と言われており、男性不妊症の約8割は精子を上手に作ることができない「造精機能障害」という障害が原因だとされています。また、造精機能障害の約半数が原因不明の突発性で、原因が分かっているもので多いの が「精索静脈瘤」です。
造精機能障害に対しては、精索静脈瘤の手術やホルモン療法などさまざまな治療法がありますが、不妊治療は男性側だけでなくパートナーの状態も考慮し、話し合い適切な治療法を選択することが大切です。
なにわ泌尿器科クリニックでは、初めて男性不妊症のご相談をされる方から別の病院で診断を受けた方まで、患者様お一人お一人に寄り添い、真摯に向き合って妊娠に向けたサポートをさせていただきます。
男性不妊症の原因
男性の不妊症の原因はさまざまですが、主な原因として大きく分けて3つあると考えられています。
造精機能障害
造精機能障害は精子を作る力が弱まり、精子の数や運動率に問題が起きている状態を指します。
明確な原因は分かっていませんが、酸化ストレスが大きく関係していることが知られており、漢方薬や抗酸化剤などが効果的だと考えられています。
性機能障害
性機能障害は勃起不全(ED)と、射精障害の2つに分けられています。
EDの原因の多くは心因性のもので、決められたタイミングで性行為を行うことへのストレスでEDを発症してしまう方も多くいらっしゃいます。
射精障害の原因は神経障害や心因性、薬剤性などさまざまな原因があります。症状も早漏や遅漏、無精液症など患者様によってさまざまな症状が起こります。
精路通過障害
精路通過障害は、名前の通り精子の通り道である「精路」と呼ばれるところに何かしらの異常が起こっている状態を指します。
代表的な疾患として、精子が正常に作られているにも関わらず精液の中に精子が含まれていない「閉塞性無精子症」などがあげられます。
検査方法
男性不妊症の基本的な検査方法は、血液検査、精巣の検査、精液検査(保険適用)の3つです。
血液検査では精子を作るにあたって必要なホルモンの数値を測定するとともに、感染症の検査、亜鉛の濃度や肝臓や腎臓の機能の検査を行います。
精巣の検査では触診による精子の通り道に異常が内科の検査と、精巣の内部の異常などを検査する超音波検査を行います。
精液検査では摂取した精液の中の精子の運動率や数を評価します。
治療方法
性機能障害の治療法
性機能障害と診断され、射精時に精液が膀胱へ逆流してしまう逆行性射精の症状がある方には、投薬治療を行います。投薬治療は不妊治療を行っている方の中で条件を満たす場合に保険適用でお薬を処方することができます。詳しくは医師にお尋ねください。
また、誤ったマスターベーションの方法を続けることで性行為時に膣内で射精することができない場合には、専用の器具を用いた自慰行為の矯正を行います。
1年以上の自然妊娠が得られない方や性交渉がうまくできない方などを対象として人工授精(保険適用)も行っています。
精子数・運動率の低下などの場合の治療法
精索静脈瘤がある場合は、手術での治療が効果的だとされています。また、喫煙や過度な飲酒、不規則な生活リズムなどの生活習慣を見直す指導も行います。
その他に漢方薬やビタミン剤などによる薬物療法、人工授精(保険適用)などの治療方法があります。
精液の性状低下・無精子症の治療法
体外受精を行ったが受精がうまくいかない場合や極端に精子が少ない場合などの精子と卵子の受精がうまくいない場合には「顕微授精(保険適用)」を行います。
その他、閉塞性無精子症を患っていて精路再建術が困難な方に対しての精巣内精子採取術(保険適用)などがあります。