有限会社 タウンハウジング

耐震強度を設計上基準より1.5倍の数値を求め、メンテナンスフリーな建物を目指しました。LDKは大きな吹抜け空間を造り、ホームシアターを設置できる様にしたいとの施主さま希望に対応しました。メンテナンスフリ－と共に維持費のかからない家を目指し太陽光発電とオ－ル電化により光熱費0を達成したいと思い設計しました。

豊かな自然の林に囲まれた住宅街で、風景との調和をどの様にするべきかと考えたとき、以前からその地に在った様な家を造りたかったので、木々の美しさや豊かさと調和する外観を求め玄関周りの石造り外壁に挑戦し、地震で破損しない様に細心の注意を払い、私の眼前で全ての作業をしました。他の外壁は塗り壁調の可とう性素材でひび割れを起こしにくいものとし、屋根は軽量瓦葺で存在感を醸し出す様にしました。

内装素材において人体にはどんなものが最良なのか？この問に答えるべき家にしたいと思い、床材は無垢フローリング「ホワイトバーチ」(木肌が白いカバの木) を選択､ LDK壁は「土漆喰」天井及び居室は自然素材よりできた壁紙、特に家族くつろぎの場となるLDK壁には土とスサを混入した漆喰を採用しました。調湿･消臭効果に優れホルマリン分解効果や防カビ性もあると言われる真っ白な漆喰に土を混ぜやさしい色あいに仕上げました。

何をどこに置いておくのが一番良いのか？今どの様な物があり、将来何が増えるのか？それらのものを適切に収納できるようにしておこうと思い収納品リストを作成し振分けを行い将来を見越して収納スペ－スを配置しました。屋外や出先で使うものは玄関脇にストックヤードを設置し、車からの出し入れを考え駐車場から出入できる様にしました。ここには自転車や乳母車、スノ－ボ－ド、ゴルフ道具、非常食品、備蓄飲料・食料等多様なものが収納できる様にしたため冷蔵庫も必要となり部屋の大きさが当初予定より増え4帖ほどとなってしまいましたが、収納効率が良く、大変喜んでいただけました。また台所や居間にも要所に収納や小物入れを設置し、各部屋収納との収納物を分ける事ができ、すっきりとした状況を造りだす事ができました。