現代では人々の信仰心が薄れ、価値観が多様化し、さまざまなタイプのお墓が作られるようになりました。つまり、仏塔から記念碑への変化があり、お墓はその人の生きた証であるという考え方に変わりつつあるのです。どのようなお墓を建てるかは、ご家族の考えや価値観を具体的に表現することでもありますので、慎重に考えてお選びいただければと思います。

お墓の建立時期は特に決まっていませんが、年忌法要に合わせて建立されることが多いです。四十九日、一周忌、お盆月、春秋のお彼岸、月命日などの行事に合わせて建立されることもあります。私たちも、良き建墓の日をできる限り助言させていただきます。

跡取りがいない場合やご兄弟で建てたお墓で跡取りが決まっていない場合は、建立者名は空白とし、決まり次第石碑に刻まれます。なお、この場合は、ご本尊を安置した仏塔の周囲にお墓を建てることをお勧めします。写経をして祈ることで、先祖の力を受け継ぎ、家運が向上するという考え方があります。

墓石の仕様や彫刻内容の決定からご注文、完成まで最短でも2ヶ月程度かかります。 お急ぎの場合でも、展示品や在庫のある石材であれば、49日までに仕上げることが可能です。 お墓を建立には、霊園、石材店、寺院とのやりとりが必要になります。